2010年01月28日

ステロイド剤の効果と副作用


家 ステロイド剤には、重い副作用があるという話ですが、

  花粉症で使っても大丈夫でしょうか?使い方のルールなどあったら

  教えてください。






病院 ステロイド剤は、アレルギー性の病気の治療では、もっとも効果

がある薬です。


かつては、アレルギー性の病気に対するステロイド剤の効果について不明な

点が多かったのですが、最近、この薬がアレルギーを起す細胞と細胞との

情報伝達を遮断する強い作用があることがわかってきました。


アレルギーを起すのに重要な因子をつくるさい、細胞同士は、たがいに密に

連絡し合っていますが、ステロイド剤はこの連絡を断ち切ってしまうのです


ちょうど落雷で電線が切れ、工場の生産がストップするのに似ています。


しかし、ステロイドは少量であっても、本来、人の体内を循環している、

ホルモンであり、生存に重要なはたらきをしています。


そこで、この薬剤を全身的に投与すると、細胞間同士の関係が乱れ、糖や

ナトリウム・カリウム系の代謝が乱れます。


また、ほかに免疫に必要な細胞の機能も低下して、感染症にかかりやすく

なり、全身がむくんだような症状がでrこともあります。


女性が長期にわたって服用すると、月経がなくなる人もいます。


また、最近では、ステロイド剤の全身投与によって、アレルギーを発症させ

る抗体の量がリバウンド的に増えることも報告されています。


しかし、いろいろな薬物治療の中で、ステロイド剤は、もっとも効果のある

ものだけに、たとえ副作用があっても、重症のぜんそくの患者さんなどには

投与を余儀なくされる例もあるようです。


花粉症に関しても、重症の患者さんには、ステロイド剤を投与する場合も

あるようです。


しかし、花粉症はぜんそくのように生命にかかわる病気ではないので、

できることならステロイド剤の投与はひかえるべきでしょう。


どうしてもというときは、1回かぎりの短期間の使用にしたいものです。


このような全身の副作用を考慮して、局所ステロイド剤が開発されています

従来の局所ステロイド剤は、効果を得るには、数日の投与が必要でしたが、

最近、さらに短時間で効果を得ることのできる局所ステロイド剤が、販売

されるようになりました。






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posted by 徳永ケビン at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 花粉症の薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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